音楽療法・グリーフケアの観点から見る「Lemon」の世界

こんにちはゆうりです。現在私は音楽療法、グリーフケアの資格取得の最中です。
そんな中目に(耳に)留まった、米津玄師の名曲「Lemon」をテーマに記事を書いて行こうと思います。

米津玄師『Lemon』の解釈

まずこの曲に対して私なりの解釈を述べようと思います。
言わずもがな、この曲は亡くなった人への「大きな意味でのラブソング」だと思います。
あなたが居なくなって悲しい、辛い、苦しい、そんな気持ちが詰まって結果として「愛しい」という感情にイコールを見出した歌詞です。
米津さんはこの曲の制作中にお爺さんを亡くしており、ひたすらそれが悲しいと嘆いている歌詞だという情報を知ったのは後の事ですが、
正に人生に大きな影響を及ぼす喪失という渦中に書かれた曲だと思っています。

何故この曲が多くの人の胸を打つのか

人間は自分と大切な人、ペットとの死別体験、その時の感情をはっきり覚えています。
しかしその感情を全て外に出せずにいる人々が多いのです。
その原因は様々ですが、一般的に喪に服した後にいつもの生活に戻るという過程で過去と現実を切り離す作業があるからでしょう。
勿論その人自身が生きて行く上では重要な過程です。
いつまでも悲しみに浸っていたら進めなくなってしまうのも現実です。
しかし世の中では忌引きでも一週間、それ以降は会社なりの労働の毎日に戻るのが一般的です。

また同じ日々が続いてゆく。

たった一週間の期間で心がニュートラルな状態に戻れる人は少ないでしょう。
きっと喪失感に傷ついた心に蓋をして、いつもの生活を続けて行く人が多いと思います。
そんな中で聴こえて来たこの『Lemon』に心を救われる方は多いと思います。
誰もが浸りきれなかった喪失がこの曲にはあります。
『Lemon』を聴く事、歌う事でありのままの喪失感を感じる事が出来るのだと思います。

カタルシスの必要性

カタルシスとは、舞台の上の出来事(特に悲劇)を見ることによってひきおこされる情緒の経験が、日ごろ心の中に鬱積(うっせき)している同種の情緒を解放し、それにより快感を得ること。浄化。と言われています。
悲しい時に無理に楽しい曲を聴いて気分を変える事は中々できません。
ここでいう「同種の情緒」とは喪失経験です。
それを自分のありのままに受け入れ、自分に重ね、そして悲壮感から希望への出口(”今でもあなたは私の光”)へと導かれるにはとてもこの『Lemon』は適した曲です。

曲を利用して頭を整理する

グリーフケア(親族や家族、友人など親しい人との死別を体験してしまい、悲嘆の日々を過ごしている人に寄り添い世話をすることで、その深い悲しみから立ち直させること。)
では早い時期に悲嘆を表せる方が良いとされています。
長い間悲嘆の感情が鬱積する程出口に近付くのは難しくなっていきます。
そんな時に音楽はとても有効です。
曲調・歌詞・歌声などあらゆるツールを用いて私達の心の傷を気づかせ、癒してくれます。
毎日楽しくなんてしなくていい、必要な時には深く悲しみを受け入れる事が大切です。

おわりに

Yuli Audio Craft では音楽療法、グリーフケアを主に置いたプランも準備中です。
お客様の魂の癒しに繋がれるような音楽をお届して参りますので、よろしくお願いいたします。

ゆうりでした。ありがとうございました。

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